【まとめ】マンションリノベーションでよくある質問

姫路市で中古マンションを購入して、リノベーションをお考えですか?工事を始める前に、よくある疑問とその答えを確認しておきましょう。

マンションの自分の部屋(専有部分)なら、どんなリノベーションでも自由にできますか?

いいえ、残念ながら完全に自由というわけではありません。専有部分のリノベーションであっても、マンションの管理規約を守る必要があります。管理規約には、工事の種類や内容、使用できる材料などが細かく定められていることがあります。まずは必ず管理規約を確認し、不明な点は管理組合に問い合わせましょう。

管理規約でよく禁止されているリノベーションは何ですか?

一般的な管理規約でよく見られる禁止事項は以下の通りです。

  • コンクリート躯体への穴あけや切断: 建物の構造に関わるため、壁に大きな穴を開けたり、構造体を傷つけるような工事は禁止されています。例えば、間取り変更のために構造壁を壊したり、新しい場所に窓を設けたりすることはできません。エアコンの配管穴の増設なども、事前に確認が必要です。
  • 共用部分への影響: 玄関ドアの外側や共用廊下に面した窓、バルコニーなどは共用部分とみなされるため、勝手に色を塗ったり、物を設置したりすることはできません。
  • 騒音・振動に関する制限: 工事期間中の騒音や振動はもちろん、リノベーション後も近隣住民に迷惑がかからないよう、床材の遮音性能などが規約で定められている場合があります。特に床材については、「LL値」「LH値」といった遮音等級が指定されていることが多いので確認しましょう。
  • 防水性能の低下: バルコニーの防水層を傷つけるような工事や、浴室・トイレの防水に関わる工事は、雨漏りの原因となるため厳しく制限されることがあります。
  • 電気容量の変更: マンション全体の電気容量には上限があります。そのため、電気容量を大幅に増やすような工事(例:200VのIHクッキングヒーターの導入など)は、事前に申請が必要だったり、禁止されている場合があります。
  • 給排水・ガス設備の変更: 配管の位置を大幅に変更したり、マンション全体の給排水システムやガス供給に影響を与えるような工事は、専門的な知識と管理組合の許可が必要です。

リノベーションで間取りを大きく変えたいのですが、壁を取り払うことはできますか?

壁の種類によります。マンションの壁には、建物の構造を支える「構造壁(耐力壁)」と、部屋の間仕切りとしての役割を持つ「非構造壁(間仕切り壁)」があります。構造壁は取り除くことができませんが、非構造壁であれば撤去や移動が比較的自由にできる場合があります。どちらの壁なのかは、マンションの設計図書などを確認する必要があります。

お風呂やトイレの位置を移動させることはできますか?

お風呂やトイレなどの水回りの位置を大きく移動させるのは、一般的に難しい工事となります。理由は以下の通りです。

  • 排水管の勾配: 排水がスムーズに行われるためには、配管に適切な勾配が必要です。大幅な移動は、この勾配を確保するのが難しくなる場合があります。
  • 防水処理: 水回りは防水処理が重要です。移動によって新たに防水処理が必要な範囲が増えると、技術的な難易度や費用が高くなります。
  • パイプスペースの制約: お風呂やトイレの配管は、通常「PS(パイプスペース)」と呼ばれる場所に集約されています。このパイプスペースの位置は上階から下階へとつながっているため動かすことができません。水回りの移動は、このパイプスペースとの接続を考慮する必要があります。

玄関ドアや窓サッシは交換できますか?

いいえ、原則として玄関ドアの外側と窓サッシそのものは共用部分にあたるため、勝手に交換することはできません。ただし、以下のような改修は可能な場合があります。

  • 玄関ドアの内側のリフォーム: ドアの内側にシートを貼ったり、塗装をしたり、鍵を交換したりすることは、規約の範囲内であれば可能な場合があります。
  • 内窓の設置: 既存の窓の内側にもう一つ窓を取り付ける(二重窓にする)ことで、断熱性や防音性を高めることができます。これは専有部分の工事とみなされることが多いです。

ただし、個別に理事会へ要望書をあげて相談することで、許可を取得できるケースも増えています。イメチェン姫路店ではそのサポートもしていますので交換工事と合わせてご相談ください。

リノベーションをする際に、管理組合への申請は必要ですか?

はい、ほとんどの場合、リノベーション工事を行う前に管理組合への申請が必要です。工事の内容や期間、騒音対策などを事前に報告し、承認を得る必要があります。申請を怠ると、工事の中止や原状回復を求められる可能性もありますので、必ず事前に管理組合に相談しましょう。

リノベーションの際に、姫路市からの補助金などはありますか?

姫路市が独自にリノベーションに関する補助金制度を実施しているかどうかは、その時々の状況によります。姫路市の住宅関連の情報を確認したり、リフォーム業者に相談してみることをお勧めします。また、国や県レベルでの補助金制度が利用できる場合もありますので、幅広く情報を集めてみましょう。

2025年4月現在だと、耐震化については支援がありますが、それ以外でリフォームやリノベーションに絡んだ支援はないようです。ただ、移住結婚新生活に関しては支援がありますので、姫路市民であればこちらが活用できます。

リフォームやリノベーションであれば、「住宅省エネ2025キャンペーン」という、省エネ効果の高い開口部の断熱と給湯器の高効率化を中心とした支援がありますので、窓や設備を交換する場合は、こちらを活用しましょう。

【まとめ】マンションリノベーションでよくある質問
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