姫路市神子岡前の築28年のマンションの玄関脇の壁を取り払い、暗く狭い玄関を明るく広々としたホールへとリフォーム

今回ご紹介するのは、築28年のマンションの玄関ホールリフォーム事例です。このリフォームは、以下の記事でご紹介した姫路市神子岡前のマンションリノベーションの一部となります。

「家の顔」とも言われる玄関。しかし、多くのマンションではスペースが限られ、暗く狭いのが実情です。「ただいま」とドアを開けた瞬間、ため息が出てしまうような閉塞感。

今回は、そんなマンション玄関の常識を覆す、「壁を取り払う」という大胆なリノベーションで、圧倒的に明るく開放的なホールへと生まれ変わらせた事例をご紹介します。

目次

リフォーム前の玄関ホール

Before: 両脇を壁に挟まれ、光が届かない典型的なマンションの暗い玄関。

こちらがリフォーム前の玄関です。当時のマンションによく見られる、機能性を重視したコンパクトな造りでした。

  • 圧迫感のある空間
    玄関ドアを開けるとすぐ目の前に廊下が伸び、両脇は洋室の壁。視線が抜ける場所がなく、強い圧迫感がありました。
  • 光が届かない構造
    窓のない玄関は、日中でも照明が必須。床材の色が暗いことも相まって、家全体にまで暗い印象を与えていました。
  • 将来への不安
    玄関土間とホールを合わせても2帖に満たない広さは、荷物の出し入れにも不便。将来、車椅子などを使用するにはあまりにも狭い空間でした。

リフォームのきっかけ:「家の顔」だからこそ、明るく開放的にしたい

今回のリフォームは、中古マンションをご購入された施主が、ご入居前に理想の住まいを実現させるためのプロジェクトでした。

「明るく開放的な空間が好き」という施主にとって、毎日出入りする玄関が暗く狭いことは大きな悩みでした。「家の第一印象を決める場所だからこそ、明るく、気持ちの良い空間にしたい」。その想いを実現するため、単に壁紙や床材を変えるだけでなく、間取りそのものを見直す玄関リフォームがスタートしました。

リフォーム後の変化:隣の洋室と一体化させ、光あふれる広大な玄関ホールへ

解決策はシンプルかつ大胆な「壁の撤去」。これにより、玄関は単なる”通路”から、多目的に使える”ホール”という空間へと劇的な進化を遂げました。

  • 隣室の壁を取り払い、一つの大空間に
    玄関の両脇にあった約5帖の洋室との間仕切り壁を撤去し、空間を一体化。これにより、かつて2帖弱しかなかった玄関は、見違えるほど広々とした玄関ホールへと生まれ変わりました。
  • 隣室の窓から、自然光が差し込む
    最も大きな変化は「明るさ」です。壁を取り払ったことで、元々洋室にあった窓からの光が玄関まで届くように。日中は照明をつけなくても過ごせるほどの、明るい空間が実現しました。
  • 明るい床材が光を広げる
    床材を暗い色から、明るい無垢材のメープルに変更したことも、空間の明るさに大きく貢献しています。自然光を柔らかく反射させ、玄関ホール全体を優しく包み込みます。

玄関ホールリフォームの費用について

今回の玄関ホールリフォームは、総額約650万円(税込)のリノベーション工事の一部として行われましたので、単独での費用算出が難しいのが実情です。

壁の撤去を伴うリフォームは、表面的な内装工事とは異なり、以下の専門的な工事が必要になります。

  • 壁の解体・撤去、および廃材の処分費用
  • 床・壁・天井の内装補修、および仕上げ費用(床材・クロスなど)
  • 照明やスイッチの移設・新設に伴う電気工事費用

壁を取り払うことで得られる開放感と明るさは、他の何にも代えがたい価値があります。


「ただいま」とドアを開けた瞬間、広がる明るい空間。

「玄関はこういうもの」という思い込みを一度リセットしてみませんか?

「うちの玄関も暗くて狭い…」
「もう少し開放感が欲しい…」
「壁がなくなれば、どんなに素敵だろう…」

もし、そうお考えなら、ぜひ一度ご相談ください。
今回の事例のように、間取りの工夫次第で、マンションの玄関は劇的に変わります。毎日の「いってきます」と「ただいま」が、もっと楽しみになる空間づくりを、私たちがお手伝いします。

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